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ジビエと献血の関係とは?安全に楽しむためのポイントも紹介

2025.08.01

 

ジビエは、近年その栄養価や野趣あふれる味わいから注目を集めています。しかし、加熱が不十分なジビエを食べた後は一定期間、献血ができなくなることをご存知でしょうか?

加熱が不十分なジビエにはE型肝炎ウイルスが潜んでいる可能性があり、万が一献血によって輸血された場合、命に関わる事態を招くこともあります。

この記事では、ジビエと献血の関係、献血ができない具体的な条件、そして安全にジビエを楽しむためのポイントまでわかりやすく解説します。


ジビエを食べた後は献血NG?

注射器

引用元:photoAC

加熱が不十分なジビエを口にした後は、6カ月間は献血を控える必要があります。これは、ジビエ肉に潜む可能性のあるE型肝炎ウイルスなどの病原体が、輸血を通じて感染するリスクがあるためです。

加熱が不十分なジビエを食べた場合、体内にウイルスが残っている可能性が否定できません。この状態で献血を行うと、血液を介して免疫力の低い輸血患者に深刻な影響を及ぼす恐れがあります。

実際に、生のジビエを食べた献血者の血液から感染が広がり、患者が劇症肝炎を発症して亡くなった事例も報告されています。こうした経緯から、日本赤十字社では、加熱不十分なジビエ摂取後の献血制限を設けているのです。

E型肝炎とは

聴診器

引用元:photoAC

E型肝炎は、E型肝炎ウイルス(HEV)に感染することで発症する肝臓の病気です。このウイルスは、汚染された水や食べ物を口にすることで感染します。

近年では日本国内でも、ジビエ肉を通じた感染例が増加傾向にあります。とくに、加熱不十分なイノシシやシカ、クマの肉にはウイルスが潜んでいる可能性があるため、注意が必要です。

ただし、中心部までしっかりと加熱し、衛生管理を徹底することで予防は可能です。厚生労働省は、肉の中心温度が75℃以上で1分以上の加熱を推奨しています。また、生肉を扱う際には調理器具の使い分けや手指の洗浄も重要なポイントです。

E型肝炎の危険性

E型肝炎は感染しても症状が出ないケースも多く、その場合は気付かないうちに治癒してしまうケースが少なくありません。しかし、症状が出る場合は、発熱やだるさ、食欲不振、吐き気、嘔吐、腹痛、そして皮膚や目の白い部分が黄色くなる黄疸(おうだん)といった症状が現れます。

上記の症状は、他の肝炎と似ているため、E型肝炎と特定されるまでに時間がかかることもあります。

特に危険なのは劇症肝炎(げきしょうかんえん)と呼ばれる、急速に肝臓の機能が低下する重篤な状態に進行するケースです。発症すると命に関わるため、集中治療室での治療が必要になることも珍しくありません。

妊婦や高齢者、もともと肝臓に持病がある人、あるいは免疫力が低下している人がE型肝炎ウイルスに感染すると、劇症肝炎を発症するリスクが特に高まるとされています。

輸血を受ける患者は、病気や治療によって免疫力が低下していることがほとんどです。健康な人よりも重症化しやすく、劇症肝炎を発症するリスクも高まるため危険です。

過去に起きた事例

救急車の模型

引用元:photoAC

実際に、加熱不十分なジビエを食べた献血者からの輸血が原因で、輸血を受けた患者が亡くなった事例も報道されています。

2017年7月に、多発性骨髄腫の治療を5カ月間受けていた80代女性が、輸血を受けました。しかし、輸血の血液製剤を通じてE型肝炎ウイルスに感染し、同年11月に劇症肝炎を発症し、亡くなった事例があります。

供給した輸血者は、献血の2か月前にシカの生肉を食べており、E型肝炎ウイルスの感染に気が付きませんでした。感染した状態で献血に行ったため輸血にウイルスが含まれ、受けた女性が亡くなった原因とされています。

過去には、ご紹介したように献血を通じて感染が広がったとされるケースもありますが、その主な原因は「加熱不足」でした。適切に加熱調理すれば、感染のリスクは極めて低く、安全にジビエ料理を楽しむことができます。
本サイトの運営する宇佐ジビエファクトリーが提供するジビエは
国の「国産ジビエ認証施設」として、捕獲から解体・加工・冷凍保存まで一貫して衛生管理を徹底しており、添加物を使用せず、安心・安全な鹿肉や猪肉を提供しています。

その他の献血ができない条件

献血中の人

引用元:photoAC

献血は、輸血を受ける方の命を守るための重要な医療行為です。日本赤十字社では、安全な輸血を実現するために、細かな基準を設けています。

ジビエの摂取もそのひとつですが、それ以外にも献血が制限される条件がいくつかあります。献血ルームへ行く前に、以下の代表的なケースを確認しておきましょう。

献血当日に体調が悪い

発熱や風邪、下痢、強い倦怠感など、軽度であっても体調不良があると献血は控える必要があります。

睡眠不足や食事を抜いたままの状態でも、体への負担が大きいため注意が必要です。無理をせず、万全な体調で臨むようにしましょう。

特定の病気にかかったことがある

B型・C型肝炎、心臓疾患、ぜんそくなど、持病がある場合は原則として献血できません。

性感染症や過去6カ月以内に肝炎の疑いがある方も対象外となります。

出血を伴う歯科治療を受けた

歯を抜いたり、歯石を除去したり、歯茎を切開したりするなど、出血を伴う歯科治療を受けた場合は、感染症のリスクを考慮して、献血ができません。

一般的には、治療後3~7日間といった一定期間は献血を控える必要があります。これは、口腔内の細菌が血液中に移行する可能性を排除するためです。

ワクチン接種直後

インフルエンザワクチン・日本脳炎ワクチン・破傷風ワクチンなど接種後24時間は、献血ができません。B型肝炎ワクチンの接種を受けた方は接種後2週間、おたふくかぜ・風疹のワクチン接種を受けた方は接種後4週間の献血できない期間が設定されています。

接種したワクチンの種類によって、献血できるまでの期間は異なるため、予防接種を受けた際は、献血前に確認することが大切です。特に生ワクチン接種後は、長く献血ができない期間が設定されています。

特定の薬を服用している場合

抗生物質、血液をサラサラにする薬、抗がん剤などは献血制限の対象です。風邪薬やアレルギー薬など、一般的な薬でも献血ができない場合があります。ビタミン剤や一般的な胃腸薬などは、献血をしても支障がないケースもあるため、事前に確認しましょう。

献血時には必ず、服用している薬について正直に申告するようにしてください。

妊娠または授乳している

妊婦や授乳中の方は、体への影響を考慮し献血できません。出産から1年以内かつ授乳中の方も対象外となります。

体に外傷がある

やけどや大きな打ち身、開放創など、体に外傷がある場合は、献血ができないことがあります。感染のリスクや、献血自体が体調に影響を及ぼす可能性があるためです。傷が治り、状態が安定してから献血を検討するようにしましょう。

動物に噛まれた

動物に噛まれて傷が治癒してから3カ月間、人に噛まれた場合は傷が治癒してから6カ月間経過するまでは献血ができません。

狂犬病ワクチンを接種した場合は1年間の制限が設けられています。

特定地域の海外渡航歴がある

特定の感染症が流行している地域や、過去に流行していた地域へ渡航した経験がある場合は、献血ができないことがあります。マラリアやウエストナイル熱など、蚊が媒介する感染症のリスクがある地域への渡航歴は、献血制限の対象となることがほとんどです。

地域ごとに献血ができない渡航年代が定められているため、詳しい内容は日本赤十字社の公式サイトをご確認ください。

参考:海外旅行者および海外で生活した方|献血をご遠慮いただく場合 | 日本赤十字社

ジビエを安全に楽しむために気をつけたい3つのポイント

チェックリスト

引用元:photoAC

ジビエは栄養価が高く、風味豊かな魅力的な食材ですが、安全に楽しむためにはいくつかの注意点があります。特に野生動物由来であることから、寄生虫やウイルスのリスクを正しく理解し、適切な扱い方を実践することが大切です。以下のポイントを押さえて、安全にジビエを取り入れましょう。

信頼できる販売元から購入する

ジビエは、必ず国の認定を受けた処理施設で処理・冷凍されたものを選びましょう。「国産ジビエ認証」などのマークがある商品であれば、衛生基準を満たしているため安心です。個人や非認定の狩猟者から直接購入することは避けたほうがよいでしょう。

衛生管理を徹底する

生肉を扱う際は、調理器具や手指の洗浄・消毒を徹底することが重要です。家庭内での交差汚染(包丁やまな板の使い回し)が感染リスクを高めるため、ジビエ専用の器具や使い分けが推奨されます。

中心温度75℃以上でしっかり加熱

ジビエ肉は必ず中まで火を通して調理するようにしましょう。厚生労働省は、中心温度が75℃以上で1分以上加熱することで、E型肝炎ウイルスや寄生虫の感染リスクを大幅に減らせるとしています。ローストや煮込みの場合は、温度計を使うと安心です。

過去に献血を通じて感染が起きたとされる事例では、「加熱不十分」が原因とされています。十分に火を通していれば、感染リスクは極めて低く、安全にジビエを楽しむことが可能です。

まとめ

宇佐ジビエファクトリー

引用元:USA GIBIER FACTORY

ジビエには、私たちの体に必要な栄養素が豊富に含まれており、風味豊かな魅力的な食材として注目されています。

一方で、加熱が不十分な状態で摂取すると、E型肝炎ウイルスなどの感染リスクがあることも忘れてはいけません。ただし、どのジビエであっても、中心部までしっかりと加熱すれば感染の心配はほとんどありません。

安心してジビエを楽しむためにも、信頼できる販売元から購入し、適切な加熱調理を行うことが大切です。

宇佐ジビエファクトリーでは、中心まで十分に加熱された安全なジビエ商品のみを取り扱っています。これまでにE型肝炎を含む感染症の問題が発生したことは一切ありません。

はじめてジビエを試す方でも、安心して購入していただけます。興味のある方は、ぜひ公式サイトをご覧ください。

 

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