ジビエに期待できる効果9選!自宅で楽しんでヘルシーな食生活を
2025.10.08目次 ー
「本当に健康にいいの?」「マイナスの効果があったりしない?」ジビエに関してそのような疑問を持っている人もいるかもしれません。ジビエは数多く出回っていないため、馴染みがなく、栄養価についてもよく分からないですよね。
しかし、実のところジビエはとてもヘルシーで栄養満点な食材です。
この記事では、ジビエが持つ驚くべき効果と、安全なジビエを見分けるポイントについて解説します。ジビエを試してみたいけれど一歩踏み出せない人は、ぜひ最後まで読んで、ジビエを食生活に取り入れてください。
ジビエに期待できる効果9選
引用元:photoAC
栄養豊富なジビエには、以下の効果が期待できます。
- 美肌
- 白髪の予防
- ストレス軽減
- ダイエット
- 体力の上昇
- 貧血対策
- 中性脂肪の減少
- 脳機能の上昇
- 疲れの軽減
それぞれの効果について見ていきましょう。
美肌
ジビエのお肉には、美肌に欠かせない栄養素が豊富に含まれています。たとえば、鹿肉にはコラーゲンやエラスチンといったタンパク質が豊富です。
これらの栄養素は、肌のハリや弾力を保つために必要不可欠です。また、肌のターンオーバーを促す働きが期待できる亜鉛も多く含まれています。
さらに、肌の再生や抗酸化作用があるビタミンB群も含まれており、体の内側から美肌をサポートする効果が期待できます。
白髪の予防
ジビエには、白髪の予防につながる栄養素が含まれています。白髪は、髪の毛をつくる細胞が活動しなくなったり、色素をつくる機能が低下したりすることが原因です。
ジビエには、髪の毛の色素をつくる細胞の働きを助ける亜鉛や、細胞の成長を助けるビタミンB群が含まれています。
ストレス軽減
ジビエは、ストレス軽減をサポートする働きも期待できます。鹿肉や猪肉には、幸せホルモンとも呼ばれる「セロトニン」の生成に必要な必須アミノ酸「トリプトファン」が豊富に含まれています。
セロトニンは、心の安定を保ち、ストレスを和らげる働きがある成分です。トリプトファンは体内ではつくることができないため、食事から摂取してください。
ダイエットのサポート
ジビエは高タンパク・低カロリーなものが多く、ダイエット中の人にもぴったりの食材です。たとえば、個体差がありますが鹿肉は牛肉や豚肉に比べて脂質が少なく、カロリーも控えめです。
さらに、ジビエに含まれるタンパク質は、筋肉をつくるだけでなく、代謝を良くする働きもあります。しっかりとした歯ごたえがあるお肉なので、少量でも満足感を得やすい点もダイエットに向いているでしょう。
体力の上昇
ジビエを食べることで、体力の上昇も期待できます。ジビエは高タンパク質で、エネルギー源となる栄養素が豊富に含まれているためです。
特に、体を動かすために必要なヘム鉄やビタミンB群が豊富です。ヘム鉄は、体中に酸素を運ぶ役割を担っています。
ビタミンB群は、糖質や脂質をエネルギーに変える働きがあり、疲労回復にも役立ちます。運動やトレーニングをしている人はもちろん、日頃の活動量を増やしたい人にもおすすめです。
貧血対策
ジビエは貧血の対策にも有効な食材です。ジビエのお肉には、貧血予防に不可欠な鉄分が豊富に含まれています。特に鹿肉は、個体によってはレバーや牛肉に匹敵するほどの鉄分を多く含んでいます。
ジビエに含まれる鉄分は、「ヘム鉄」という種類です。ヘム鉄は体内への吸収率が高く、効率よく鉄分を補給できます。貧血が気になる人や、鉄分不足を感じている人にジビエは適しています。
中性脂肪の減少
ジビエには、中性脂肪を減らす働きがあることも分かっています。特に鹿肉には、体内の脂肪を燃焼させる働きがある「L-カルニチン」が豊富に含まれています。
L-カルニチンは、年齢とともに体内でつくれる量が減ってしまうため、食事から補給することが重要です。ジビエのお肉を食べることは、中性脂肪を減らすだけでなく、生活習慣病の予防にもつながるでしょう。
脳機能の上昇
ジビエには、脳の働きを良くする栄養素も含まれています。たとえば、鹿肉にはDHAやEPAといった不飽和脂肪酸が含まれています。
DHAやEPAは、脳の神経細胞を活性化させる働きがある成分です。ジビエを食べると、記憶力や集中力を高める効果が期待できます。また、脳の神経伝達をスムーズにする働きがあるビタミンB群や、抗酸化作用のあるビタミンEも含まれています。
疲れの軽減
ジビエを食べることで、疲れの軽減にもつながります。ジビエは、疲労回復をサポートする栄養素が豊富だからです。たとえば、鹿肉には、エネルギー代謝をサポートするビタミンB群が豊富に含まれています。
さらに、疲れの原因となる乳酸の分解を促すアミノ酸の「イミダゾールジペプチド」も含まれています。イミダゾールジペプチドは、渡り鳥の翼の付け根などに多く含まれることで知られています。
ジビエの魅力
引用元:USA GIBIER FACTORY
ジビエを食べることは健康な身体つくりのサポートをするだけでなく、SDGsにもつながります。ここからは、ジビエの魅力について見ていきましょう。
独特の風味を楽しめる
ジビエは天然の餌を食べているため、肉の風味が豊かです。しっかりとした歯ごたえを楽しめるものが多く、噛むほどに広がる深い旨みこそが、ジビエならではの魅力です。
鹿肉は比較的あっさりとしていて、ほのかな甘みを感じられます。一方で猪肉は脂身にうま味があり、濃厚な味わいです。
スパイスやハーブ、赤ワインなどを使った煮込み料理にすると、より一層おいしく食べられるでしょう。ジビエは部位や季節によっても食感や味わいが違うため、さまざまな料理で楽しめます。
SDGsにつながる
ジビエは、SDGs(持続可能な開発目標)の達成にもつながります。SDGsの目標15「陸の豊かさも守ろう」では、野生生物の保護や生態系の回復が掲げられています。
野生の鳥獣は、場合によっては生態系のバランスを崩すケースが少なくありません。ジビエとして捕獲されたお肉を有効活用することは、野生鳥獣の保護につながります。
また、ジビエは家畜を育てるよりも環境への負荷が少ないため、持続可能な食の選択肢としても注目されています。
害獣対策に貢献できる
ジビエの消費は、害獣対策への貢献にもつながります。鹿や猪は、農作物を荒らしたり、森林の木々を食べつくしたりして、農家や林業に大きな被害を与えています。
害獣対策の一環として、ジビエを捕獲後に販売し、実施する地域が増えてきました。捕獲された野生鳥獣をジビエとして有効活用すると、地域の被害軽減に貢献できます。
ジビエはペットフードにもおすすめ!ペットに与える効果
引用元:USA GIBIER FACTORY
ジビエは人間だけでなく、ペットも食べられるお肉です。ここからは、ペットに与える効果を解説していきます。
アレルギー対策
ジビエのお肉は、アレルギー対策をしたい犬や猫にもおすすめです。市販のペットフードの多くは、牛肉や鶏肉を使用しています。しかし、アレルギーを持つ犬や猫も少なくありません。
鹿肉や猪肉は、一般的な家畜の肉とは異なるため、アレルギーが起こりにくいとされています。またジビエは天然の食材であり、添加物や抗生物質を含まない点も安心です。
滋養強壮
ジビエのお肉は、滋養強壮にも役立ちます。ジビエは、筋肉や骨をつくるのに必要なタンパク質やミネラルが豊富な食材です。さらに、鹿肉には疲労回復を助けるイミダゾールジペプチドが含まれています。
犬や猫の体力維持や健康的な体の成長をサポートする効果が期待できます。特に食欲が落ちているペットや、シニアのペットにもおすすめです。
ジビエの効果に関するよくある質問
引用元:photoAC
ジビエの効果に関するよくある質問は、以下の通りです。
- ジビエを効果的に食べる食べ方は?
- 子どもが食べても効果はある?
- ジビエを冷凍しても栄養価は落ちない?
それぞれの質問に回答します。
栄養価が豊富なジビエを効果的に食べる方法は?
ジビエの栄養素を効果的に摂取するには、食べ方が重要です。たとえば、鹿肉に含まれる鉄分はビタミンCと一緒に摂取すると吸収率が上がります。
そのため、レモン汁をかけたり、パセリやブロッコリーなどビタミンCを多く含む野菜と一緒に食べたりするのがおすすめです。
子どもがジビエを食べても効果はある?
ジビエは子どもの成長に必要な栄養素が豊富に含まれており、成長をサポートする食材です。鹿肉や猪肉には、骨や歯をつくるのに必要なカルシウムやリンが含まれています。さらに、脳の成長をサポートする不飽和脂肪酸DHAやEPAも含まれています。
しかし、ジビエを子どもに与える際には、必ず加熱して与えるようにしてください。特に、子どもの場合は抵抗力が弱いので、食中毒を防ぐためにも生食は絶対に避けましょう。
ジビエは冷凍保存できる?
ジビエは、使わない分を冷凍保存すれば長期的に保存できます。冷凍する際は、-20℃以下の低温で48時間以上冷凍するのがポイントです。冷凍したジビエを調理する際は、冷蔵庫でゆっくり時間をかけて解凍すると、うま味を逃さずに食べられるでしょう。急いで解凍すると、ドリップと呼ばれる肉の水分と一緒にうま味や栄養素が流れ出てしまうため、できる限り避けてください。
まとめ
引用元:USA GIBIER FACTORY
ジビエは、美容や健康、ダイエットに役立つ栄養素が豊富に含まれており、健康的な食生活を送りたい人にもおすすめです。貧血対策や体力の上昇、中性脂肪の減少させる効果があるため、性別や年代に関係なく、あらゆる人におすすめできる食材です。
さらに、SDGsや害獣対策といった社会貢献にもつながる魅力があります。ジビエは「クセが強い」といったイメージがあるかもしれませんが、適切に処理されたお肉は臭みが少なく、おいしく食べられます。
初めてジビエに挑戦する人には、「宇佐ジビエファクトリー」のジビエがおすすめです。
宇佐ジビエファクトリーでは、農林水産省や厚生労働省が定めるガイドラインを遵守した「安心安全な食肉処理施設」として認定されています。
臭みが少なく、どなたでもおいしく食べられるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。