おすすめのジビエ肉・販売店とは?魅力や調理法を徹底解説
2025.09.02目次 ー
引用元:USA GIBIER FACTORY
ジビエとは、狩猟で捕獲された野生の鳥獣の肉を指します。ヨーロッパでは古くから貴族の伝統料理として親しまれてきました。最近では、健康ニーズの高まりから、日本でも注目を集めています。
なかには、ジビエと聞くと「クセが強くて食べにくいのでは?」と思う人もいるかもしれません。きちんと処理されたジビエ肉は、独特の風味と奥深い味わいがあるのが特徴です。
この記事では、ジビエの魅力やおすすめの肉の種類、安全な購入方法や調理法をわかりやすく解説します。ジビエの魅力を理解して、健康的でおいしいジビエ料理を楽しんでください。
ジビエの魅力とは?
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ジビエが人気を集めている背景には、単においしいだけでなく、ヘルシーで栄養価が高く、環境にやさしいという魅力があります。それぞれの魅力について見ていきましょう。
ヘルシーかつ栄養価が高い
ジビエは、野生の環境で育つため、低カロリーでありながら高タンパクなものが多くあります。
例えば、シカ肉は牛肉のモモ肉と比べても脂肪分が少なく、カロリーも低いのが特徴です。またイノシシ肉は、鉄分やビタミンB12などの栄養が豊富です。
健康や美容を意識している人や、筋力トレーニングをしている人にとって、ジビエは理想的な食材と言えます。
さらに、ジビエ肉にはアセチルカルニチンや不飽和脂肪酸など、健康をサポートする成分も含まれているため、バランスのよい食生活を送りたい人にもおすすめです。
※ジビエに含まれる栄養価は、野生の環境で育っているため個体差があります。
環境にやさしい
ジビエは、環境問題の解決にも貢献できる食材です。近年、増えすぎたシカやイノシシが農作物を荒らす被害が深刻な問題になっています。そこで、害獣駆除のために捕獲された野生動物を有効活用するのがジビエです。
ジビエとして消費することは、農作物の被害を減らすだけでなく、捕獲した命を無駄にしないという観点からも、持続可能な社会に貢献します。またジビエ肉は家畜のように飼料を与えて育てる必要がないため、環境負荷が少ないというメリットもあります。
おすすめのジビエ肉5選
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ジビエにはさまざまな種類がありますが、ここでは初めて食べる人でも挑戦しやすいものから、少し珍しいものまで、特におすすめの5つのジビエ肉をご紹介します。それぞれの特徴とおすすめの調理方法から、自分の好みにあったジビエ肉を選んでみましょう。
シカ肉
シカ肉は、ジビエのなかでも特に人気が高く、ジビエを初めて食べる人にもおすすめです。牛肉と似た上品な味わいで、脂肪が少なく、クセがほとんどありません。高タンパクで低カロリー、鉄分も豊富なので、ダイエット中の人や貧血気味の人にもぴったりです。
シカ肉は、ロースやモモ肉など部位ごとに異なる食感を楽しめます。ローストやステーキにすると、シカ肉本来の旨味を最大限に楽しめるでしょう。またひき肉にしてハンバーグやミートソースにすると独特の臭みが軽減され、さらに食べやすくなります。
※ジビエに含まれる栄養価は、野生の環境で育っているため個体差があります。
イノシシ肉
イノシシ肉は、豚肉に似た赤身と、甘くてとろけるような脂身が特徴です。豚肉よりも濃厚な風味とコクがあり、特に寒い時期に食べる「ぼたん鍋」は絶品です。
イノシシ肉には、豚肉よりも多くの鉄分やビタミンB群、不飽和脂肪酸が含まれているため、栄養面でも優れています。脂身が多い部分は、細かく刻んでソーセージにするのもおすすめです。
※ジビエに含まれる栄養価は、野生の環境で育っているため個体差があります。
羊肉
羊肉は、生後1年未満のラムと、生後1年以上のマトンに分けられます。一般的にラム肉はクセが少なく柔らかいのが特徴です。一方、マトンはラム肉よりも風味が強く、濃厚な味わいを楽しめます。
どちらもジンギスカンや煮込み料理に向いています。特にマトンは香りが強いため、カレーやシチューなどのスパイスを効かせた料理にもぴったりです。
カモ肉
カモ肉は、ジビエのなかでも比較的馴染みの深い食材です。スーパーで売られている合鴨とは一味違い、野生のカモのむね肉には脂肪が多く、濃厚な旨味とコクがあります。
鴨南蛮や鴨鍋などの和食のほか、ローストやスモークにしてもおいしく食べられます。野性味あふれる味わいを楽しんでみてください。
熊肉
熊肉は、なかなか手に入らない希少な高級食材です。赤身に脂身がしっかりとついていて、とろけるような甘みが特徴です。後処理が適切にされている熊肉であれば、ほとんど臭みはありません。
コラーゲンやビタミンB群も豊富なので、美肌効果や疲労回復効果も期待できます。鍋や煮込み料理にすると、よりおいしく食べられるでしょう。
※ジビエに含まれる栄養価は、野生の環境で育っているため個体差があります。
おすすめのジビエの販売店・業者
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ジビエは、近所のスーパーではなかなか手に入らないでしょう。もし、ジビエを購入したい場合は、ジビエの専門店・道の駅・オンラインストアで購入することができます。
ジビエの専門店
ジビエの専門店では、さまざまな種類のジビエや、ジビエを使った加工品を取り扱っています。
また、適切に処理された、安全でおいしいジビエを手に入れられるのもメリットです。ジビエ専門店であれば、ジビエに関する知識が深く、品質管理が徹底されているため、初めてジビエを食べる方でも安心して購入できるでしょう。
インターネットで「ジビエ 専門店」と検索すると、オンラインストアを運営しているお店も見つけられます。お店によっては、おいしい調理方法やレシピを掲載している店舗もあり、自宅での調理方法で困ることも少ないでしょう。
道の駅
道の駅では、地元の猟師が捕獲したジビエを販売しているケースがあります。精肉だけでなく、ジビエを使ったソーセージやカレーなどの加工品も豊富です。
地域のジビエを使った料理を提供するレストランが併設されている場所もあるので、旅行などで立ち寄った際に試してみましょう。
オンラインストア
オンラインストアでは、全国各地のジビエを自宅にいながら購入できます。全国どこでもいつでもおいしいジビエを楽しめるでしょう。専門店や猟師が直接運営しているサイトが多く、新鮮なジビエ肉をブロックやスライスなど、好みの形で注文できます。
オンラインストアによっては、冷凍便で届けてくれることもあるため、すぐに食べない場合でも保存ができるので安心です。
ジビエのおすすめの食べ方
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ジビエは、独特の風味や歯ごたえがあるため、ジビエの種類や部位に合わせた適切な調理方法を選ぶことが大切です。ここでは、ジビエの風味を最大限に活かせる、おすすめの調理方法を3つ紹介します。
ロースト
ジビエ肉の旨味をシンプルに楽しむなら、ローストがおすすめです。特に、シカ肉のモモ肉やロース肉は、ローストにすると肉の柔らかさや旨味が引き立ちます。調理する際は、肉の表面に焼き色をつけてから、オーブンでじっくり火を通すと、中がしっとりとしたローストになります。
生のジビエを食べてしまうと、食中毒にかかる恐れがあります。調理する際は、中心部までしっかりと火を通すことが重要です。加熱不足を防ぐためにも、内部温度が70℃以上になるように調理しましょう。
煮込み
ジビエ肉の濃厚な風味を楽しみたいなら、煮込み料理が最適です。イノシシ肉のスネ肉やバラ肉は、長時間煮込むことで肉が柔らかくなり、旨味が溶け出したコクのある一品になります。
赤ワイン煮込みやトマト煮込みなど、さまざまなアレンジを楽しめます。ローズマリーやローリエなどのスパイスと一緒に煮込めば、独特の臭みも消え、風味よく食べられるでしょう。
スモーク
ジビエ肉をより風味豊かに楽しみたいなら、スモークもおすすめです。塩漬けにしたジビエ肉を燻製器で燻すことで、おつまみや前菜にぴったりの一品ができあがります。
ご自宅でスモークするときは、チップやキットなどを使うと手軽に楽しめます。
ジビエに関するよくある質問
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ここでは、ジビエに関するよくある質問について回答します。
ジビエの人気が高まっている理由とは?
ジビエの人気が高まっている背景は、健康志向の高まりと、SDGs(持続可能な開発目標)への意識の高まりが関係しています。
低カロリーで高タンパク、栄養価も高いジビエは、健康いしきが高い人々に注目されています。また、農作物の被害対策として捕獲された野生動物を有効活用するジビエは、食品ロスや環境保護にもつながるため、サステナブルな食材としても評価されています。
またジビエを取り扱う店舗が増え、手に取りやすくなったことも一因と言えるでしょう。
ジビエ肉には寄生虫はいる?
野生動物の肉には、食中毒の原因となる細菌やウイルス、寄生虫などが含まれている可能性があります。そのため、ジビエ肉を生で食べるのは絶対に避けてください。
購入する際は「国産ジビエ認証制度」の認証を受けている施設で解体・加工されたものを選びましょう。制度の認証を受けている施設であれば、徹底的な品質管理の元で加工されているため、寄生虫に感染するリスクを防げます。
また必ず肉の中心部までしっかりと火を通すことが大切です。中心部の温度が70℃で1分以上加熱すれば、食中毒のリスクを減らせます。
まとめ
引用元:USA GIBIER FACTORY
ジビエ肉は、ヘルシーで栄養価が高いだけでなく、環境にもやさしい食材です。シカ肉、イノシシ肉、羊肉、カモ肉、熊肉など、それぞれに独自の魅力があるので、いろいろなジビエを試して好みの味を見つけるのも楽しいでしょう。
購入する際は、ジビエの専門店や道の駅、オンラインストアなどを利用して、適切に処理されたものを選ぶのが重要です。ジビエ肉は、ローストや煮込み、スモークなど、さまざまな調理法でおいしく食べられます。必ず中心部までしっかりと加熱することを忘れないでください。
「宇佐ジビエファクトリー」では、国の認証制度を満たした施設で、ジビエを徹底的な品質管理の下で加工しています。
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