ジビエはスーパーで買える?販売店や価格帯、安全に楽しむ調理法を紹介
2025.08.01目次 ー
ジビエは、その高い栄養価や自然環境への配慮といった点から、近年ますます注目を集めています。しかし、「ジビエに興味はあるけれど、近くのスーパーで手に入るの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ジビエの基本情報から、スーパーや専門店での入手方法、さらにおすすめの肉やレシピまでを詳しくご紹介します。また、ジビエの価格帯や、安全に食べるためのポイントについても解説しますので、これからジビエにチャレンジしてみたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
ジビエとは何の肉?
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ジビエとは、狩猟によって捕獲された野生の鳥獣の肉のことです。日本では、シカ・イノシシ・カモ・キジ・ウサギなどが代表的なジビエとして知られています。
ジビエ文化が根付いているフランスでは、ハト・カラス・クマなどもジビエとして食べられています。
家畜として育てられた肉とは異なり、ジビエは野生の環境で育つため、肉質が引き締まり、独自の風味や旨みが強いのが特徴です。
ジビエはスーパーで買える?
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近年、栄養価の高さやヘルシーさからジビエの人気は高まっており、以前に比べて購入できる場所も増えてきました。しかし、一般的なスーパーマーケットで常時取り扱われていることは少なく、日常的に手に入るとは言いがたいのが現状です。
特定の高級スーパーや地域の特産品を扱うコーナーなどでは、不定期で取り扱われることがあります。ジビエは、狩猟後に専門的な処理が必要であり、流通量が限られているため、入手しにくい一因となっています。
ジビエを購入できるお店
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ジビエは一般的なスーパーでは見かけにくいですが、実は購入できる場所はいくつかあります。ここからは実際に手に取って購入できる店舗や、おすすめのオンラインストアを紹介します。
道の駅
道の駅では、地元の特産品としてジビエを販売しているケースがあります。特に、シカやイノシシが多く生息する三重県や千葉県の一部の道の駅では、精肉のほか、ソーセージやレトルト食品などの加工品も販売されています。
道の駅で販売されているジビエは、その地域で捕獲・処理されたものが多く、新鮮で安心して購入できるのが魅力です。旅行やドライブで地方を訪れた際には、ぜひ地元の道の駅をのぞいてみてください。思いがけない美味しいジビエに出会えるかもしれません。
ネットスーパー
自宅にいながら手軽にジビエを購入したい場合は、ネットスーパーやオンラインショップの利用が便利です。
ネットスーパーやオンラインショップでは、さまざまな種類のジビエを扱っており、部位や量も細かく選べるのがメリットです。冷凍されている状態で届くことがほとんどなので、自宅でゆっくりと調理の計画を立てられます。
購入者のレビューなども参考にしながら、安心して購入できるショップを選びましょう。
ジビエ専門店
最近では、ジビエを専門に扱うオンラインストアや、全国各地の生産者による直販サイトが増えてきています。また、都市部にはジビエの精肉や加工品を取り扱う実店舗も登場し、より身近な存在になりつつあります。
品質にこだわったジビエや、珍しい種類の肉を探している方には、ジビエ専門店の利用がおすすめです。プロの目利きによって厳選された高品質なジビエが揃っており、普段の食事はもちろん、特別な日の料理にもぴったりです。
さらに、ジビエ専門のオンラインストアでは、初心者でも食べやすい加工品や、調理しやすい部位を取り扱っている店舗も多くあります。近くに実店舗がない場合でも、気軽にお取り寄せできるのがオンラインストアの魅力です。
ジビエの価格帯
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ジビエの価格は種類や部位、処理方法、季節などによって大きく異なります。一般的に、豚肉や牛肉といった家畜の肉に比べると、ジビエは高価な価格帯で販売されることが多いです。
部位にもよりますが、シカ肉やイノシシ肉の場合、100gあたり数百円から数千円程度です。カモやキジなどの鳥類ジビエは手に入りにくいため、比較的高価と言えます。
ただし、近年は流通量の増加や処理施設の整備が進み、以前よりも手頃な価格で購入できるジビエも増えてきています。
ジビエが高価な理由
ジビエが高価な理由には、以下のような背景があります。
- 捕獲から処理までの手間がかかる:狩猟は自然任せで計画的に行えず、安定供給が難しい
- 専門的な処理が必要:安全に食べるためには衛生的な解体、血抜き、温度管理などが求められる
- 設備と技術のコストが高い
- 流通に適した肉が限られる:すべての個体が食肉に適しているわけではない
これらの理由により、ジビエは希少性が高く、価格も高くなりやすい傾向にあります。
ジビエを安全に食べるためのポイント
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ジビエは、その独特な風味と栄養価の高さが魅力ですが、野生動物の肉であるため、安全に食べるためのポイントをしっかりと押さえる必要があります。
衛生管理を徹底する
野生動物には、細菌・ウイルス・寄生虫が含まれている可能性があります。生肉を扱った器具は他の食材と分けて使用し、使用後は必ず洗浄・消毒しましょう。調理中の手洗いも徹底してください。
購入の際も、適切に処理されたジビエを取り扱う信頼できる業者を選ぶことが大切です。
しっかりと加熱する
ジビエを安全に食べるためには、肉の中心部までしっかりと加熱することが不可欠です。中までしっかり火を通すようにし、加熱が不十分な調理法は避けましょう。
特に、シカやイノシシなどの肉には、目に見えない細菌がいる可能性があります。厚生労働省は、ジビエの中心温度が75℃で1分間以上加熱することを推奨しています。調理中に温度計を使って、確実に火が通っているかを確認してください。
信頼できる販売店から購入する
ジビエは野生動物の肉であるため、安全性が特に重要です。購入する際は、衛生管理の基準をしっかり守っている信頼できる販売店や、専門的な処理施設を持つ業者を選びましょう。
国や自治体の認証を受けた施設で処理されたジビエであれば、検査や衛生管理が徹底されているため、安心して食べることができます。オンラインショップを利用する場合も、取扱業者の実績やレビュー、取り扱い環境などを事前に確認するのがおすすめです。
解凍・保存方法にも注意を
冷凍で届くことが多いジビエは、解凍や保存方法によって風味や安全性が大きく左右されます。解凍する際は、常温ではなく冷蔵庫内でゆっくりと解凍するのが基本です。急激な温度変化は雑菌の繁殖を招く可能性があるため注意しましょう。
また、一度解凍したジビエは再冷凍せず、できるだけ早めに調理してください。保存期間についても、冷凍状態であっても数ヶ月以内に食べ切ることが推奨されています。商品に記載された保存方法や賞味期限を必ず確認し、適切に扱いましょう。
ジビエに関するよくある質問
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ジビエを食べてみようと思っても、何から食べていいのか、安全性は問題ないのかと不安な方もいるでしょう。ここからはジビエに関するよくある質問に回答します。
初心者におすすめのジビエは?
ジビエを初めて食べる人にとって、どの種類を選べばよいか迷うかもしれません。一般的に食べやすいジビエは、シカ肉と言われています。シカ肉は、脂身が少なくあっさりとした味わいで、牛肉に近い食感が特徴です。ジビエ特有の獣臭も比較的少ないため、初心者でも抵抗なく食べやすいでしょう。
また調理の際には、ハーブやスパイスを使って風味を加えたり、ワインで煮込んだりすることで、より食べやすくなります。
ジビエに合う調味料は?
ジビエは野性味あふれる独特の風味を持つため、選ぶ調味料によってそのクセをやわらげたり、旨みを引き出したりすることができます。ジビエの種類や部位によっても合う調味料は異なりますが、以下のような調味料が特に相性抜群です。
- ローズマリー、タイム、セージ、オレガノ
肉のクセを抑えながら、風味に奥行きを加えます。煮込み料理やローストとの相性が良く、下味として使用するのもおすすめです。
- ブラックペッパー、ジュニパーベリー(ネズの実)、クローブ、シナモン
ジビエの風味を引き立ててくれます。ジュニパーベリーは、ヨーロッパでは定番のジビエ用スパイスで、野性味を上品にまとめてくれます。
- 赤ワイン
煮込み料理に使用すると、酸味とコクが加わり、肉の旨みが一層引き立ちます。
- バルサミコ酢、粒マスタード
ジビエの濃厚な味わいと調和し、爽やかなアクセントを加えてくれます。
- 味噌や醤油などの和の調味料
和風の煮込みや焼き物にも活用できます。
ジビエには寄生虫がいる?
野生動物である以上、寄生虫や細菌のリスクはゼロではありません。しかし、適切な処理と十分な加熱によってこれらは死滅します。調理の際には肉の中心部までしっかりと火を通すことが重要です。厚生労働省は、ジビエの生食や加熱不十分な状態での摂取は避けるよう注意喚起しています。
また手洗いや調理器具の消毒などを行えば、食中毒の危険性も低くなります。
まとめ
引用元:USA GIBIER FACTORY
ジビエとは、シカやイノシシなどの野生鳥獣の肉で、狩猟によって捕獲されたものを指します。一般的なスーパーではまだ取り扱いが少ないものの、道の駅やネットスーパー、ジビエ専門店などで購入が可能です。
安全に楽しむためには、衛生管理を徹底し、中心部までしっかり加熱することが大切です。また、信頼できる販売店から購入することで、より安心してジビエを味わうことができます。初めての方には、クセが少なく食べやすいシカ肉から試すのがおすすめです。
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